私たち田島理容室の製品は、毛髪やお肌に良い沖縄の素材がないか研究した結果、有用性のある植物や海藻が分かり、それらのエッセンスを使用したオーガニックシャンプーやオーガニックコスメを開発しています。
さまざまな沖縄素材を使用していますが、今回は弊社がこだわって使用している沖縄素材を紹介していきます。
長命草(ボタンボウフウ)
長命草とは、日本最西端の沖縄県与那国島に自生するセリ科の宿根草です。
和名は葉の形がボタンの葉に似ていることから名づけられたようです。
与那国島では500年もの間、力のあるハーブとして崇められてきました。
そして、沖縄では「1株食べると1日長生きする」という言い伝えがあるほど健康にいいと言われています。
那覇などの市場では野菜として売られていますが、与那国では海岸に多く自生し、方言で「グンナ」、沖縄方言で「チョーミーグサ」や「サクナ」と呼ばれています。
独特の良い香りがあり、鮮度を保つために、刺身のつまや和え物、ハーブティーに利用されていて、総ポリフェノール含量が非常に多いことでも知られています。
実は長命草は、美容系に適した成分として注目されていて、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、大自然が育んだ美容成分をバランスよく含有しています。
オキナワモズク
モズクは、モズク科やナガマツモ科に属する海藻で、沖縄ではオキナワモズク=太モズク(方言でスヌイ)と呼ばれ、本土のもずくより太いのが特徴です。
南西諸島の特産種で、サンゴ礁に囲まれた、静穏で外海水の疎通がよく、透明度が高い海域で生育します。オキナワモズクはミネラルや食物繊維が豊富で、中でもフコイダンという成分の働きは、大きな注目を集めています。
「低カロリーなダイエット食材」というイメージが強いオキナワモズクですが、美容や髪に良いことでも注目され始めています。
個人差はありますが、フコイダンの飲用で「髪が増えた」「髪が黒くなった」と感じる人が多くいるようで、フコイダンを配合した育毛剤やシャンプーも数多く出てきています。
マウスでの実験では、ガゴメ昆布フコイダンを塗布すると、早い時期から発毛が見られたそうです。また、毛根の細胞を使った実験では、髪の毛をつくり出す毛母細胞を活性化する、FGF-7という物質の増加が示されました。※1
【参考文献】
※1 アデランス.最先端毛髪科学の研究現場から:P15
月桃(ゲットウ)
月桃は、地下茎が地面を這って広がり、草丈は2~3mの高さに生長します。
花は初夏、4月下旬頃から咲き始めます。4~6cmくらいの茎頂の下垂する提灯のように白やピンク色のつぼみの可愛らしいお花が咲きます。
とてもみずみずしく、まるで桃の実のような姿をしていることから「月桃」という名前がついたと言われています。
種子は、生薬として健胃整腸に効くとされています。
ツバキ
照葉樹林の代表的な樹木で、椿油は、種子(実)を絞った油で、用途はさまざまあり、高価なことで知られています。
高級食用油、整髪料として使われるほか、スキンケア、マッサージオイル、古くは灯りなどの燃料油としてもよく使われていました。
美容面での椿油の代表的な効果としては、エモリエント効果(皮膚に潤いと柔軟性を保たせる効果)やお肌を整える効果があります。
田島椿では栽培→手摘み→製造パッケージまで、ひとつひとつ丁寧に手作りしております。